どーも、妻です。
久しぶりのDIY記事です。今回はかまど作り編。
先日、野村町の地域おこし協力隊の方からお誘いがあったので、
夫婦そろって行ってまいりました。(丁度雨続きの最中でしたので…)
地域おこし協力隊の中でも、幅広いネットワークを持ち、かつアクティブに活動を広げている方がいます。
野村町の地域おこし協力隊の山口さん。
ある時には藍染、時にはお蚕の絹糸から布までの製作、また時にはアロマセラピスト…など、様々なジャンルの活動をされており、地域に貢献するために活動されています。
今まで出会った協力隊の方の中でも1番、活動とその情熱が分かる方でした。
いえ、決して協力隊を否定するわけではありませんが、
普段どんなことをしているか分からなかったし、
人によって熱の差も感じられました。
田舎で活動するのに、(セレクトショップ店員さんばりに)そんなにオシャレする必要ある?って方もいましたし。笑
今回はそんな山口さんから楽しそうなワークショップのお誘いを受けたのです(^ν^)
さてみなさん、ここでクエスチョンです。
このかまど、何でできているか分かりますか?↓(4つの材料または資源でできています)
シンプルでしょ?
作り方もシンプルです。
が、かなりの労力と根気がいります!
今回は淡路島の大工さんの先導のもと、上の写真のかまどを11人で半日弱で作り上げました。
大工さんはプロなので、かまどの造形や調整などをほとんどやってくれてかなりのスピードで仕上がりました。
なので素人がやるとかなり時間がかかります。
だけどご安心あれ。
根気があれば誰でも作れるものです!ぜひご自宅にも作ってみましょう。
(雨があたらないことと、煙が排気できる場所が望ましいです。)
Step 1「材料を集める」
まず初めに行ったことは、石と粘土を集める作業でした。
石は大、中、小のサイズをそれぞれ集めます。
粘土は手で握って固まるくらいのものがベスト。
山、川、畑、田んぼ付近だと見つかりやすいと思います。
粘土は草や石が少々混じっていても大丈夫だそうです。
写真では大工さんがかまどの土台を作っています。
薪を入れるのに丁度良い高さにするためだそうです。
(もっと高くする場合は粘土をつけてから一段石を置く、といった感じで増やしていきます)
Step 2「泥団子を作る」
泥にワラをブレンドし、足を使って力強く練り上げた生地を団子にしていきます。
ワラは約10センチくらいにカット。
ワラと水分の量は目分量ですが、団子がギュッと固まって崩れないような生地が望ましいです。最初は柔らかいな〜と思っていても、ワラのブレンドとプッシュで弾力のある生地になってきます。
パンっと下に叩いて丸めていくと早いです。
Step 3「粘土で土台を固める、石を積み上げて形を決める」
八つ当たりで投げると周りに飛び散るので要注意。笑
平らになるように調整しています。
積み上げる時は粘土をボンド代わりにして石と石をくっつけていきます。
これで大体、どのような形状でできたかわかったかと思います。
Step 4「粘土でコーティング」
形が決まったら石が裸になっている部分を粘土でコーティングしていきます。
これがかなりの重労働。粘土を集めるのと、このコーティングが根気がいる作業です。
大工さんはあっという間に仕上げましたが、そんなん無理!
…ですがみなさん、ご安心ください。
実はこの粘土、乾くまでに意外と時間がかかります!(10月中旬で1ヶ月はかかるらしい)
なので、あ〜今日はもうしんどいからここまでにしよ〜、で、明日から続きをやっても大丈夫なのです(´∀`)
逆に、できた!早速使おう!といって、待ちきれずすぐに使うと割れやすいのでご注意だそうです。
Step 5「排気孔を作る」
忘れてはならないのが、煙の抜け道を作ってあげること。
右側の穴の上部分にポコっと小さな穴が空いています。最後に忘れずに開けておきましょう。
ひとつかみして、形を整える感じですね。
ひとまずはこれにて完成、ですが、
ここからしっかり時間をかけて乾燥させていきます。
その時にどうしてもひび割れてくることもあるので、
Step 6 「観察&ヒビ修繕」
ヒビは粘土で埋めればOKです。
永田家でもいつか作りたいですね〜
かまどがあるといろいろ夢が広がりそうです。
今回作ったかまどは藍染するのに使うそうです。
また、このかまどがある家でリノベーションをするそうで、
「ここを実験台にいろいろ体験するといいよ」
と、山口さんに言っていただけました(゚∀゚)
楽しみです!
また行けたらレポートしま〜す。
美味しかった〜
永田家からはハチドリ農園産、白皮砂糖カボチャのポタージュを持っていきました。
外で食べるとまたさらに美味しく感じました。